事故のネガティブなニュースだけを見て治験に対する偏見を持たないで!
とても痛ましい話ではありますが、
こんなニュースが世間を騒がせました。
極めて稀な例とは言われていますが、
起こってしまったことに対しての追求はもちろん大事です。
また同じような事例が起こり得ないように、
関係各所はしっかりと原因究明に努めるべきです。
治験ってやっぱり危ないんだ…というようなイメージを持たれた方も多いと思います。
そんな中僕が言いたいことは、
「治験とはお金が欲しい人の最終手段ではない」ということです。
そもそも治験とは何なのか??
治験とは?
化学合成や、植物、土壌中の菌、海洋生物などから発見された物質の中から、試験管の中での実験や動物実験により、病気に 効果があり、人に使用しても安全と予測されるものが「くすりの候補」として選ばれます。この「くすりの候補」の開発の最終段階では、健康な人や患者さんの協力によって、人での効果と安全性を調べることが必要です。こうして得られた成績を国が審査して、病気の治療に必要で、かつ安全に使っていけると承認されたものが「くすり」となります。 人における試験を一般に「臨床試験」といいますが、「くすりの候補」を用いて国の承認を得るための成績を集める臨床試験は、特に「治験」と呼ばれています。
引用:井原水産公式ウェブサイト
http://kirakuu.hatenablog.com/entry/2019/08/03/170000
厚生労働省HPより引用
危険な会社が危険な薬を人に処方して、どうなるか実験しているわけではないんです。
パワプロのダイジョーブ博士のような危険なものではないんです!
色々な実験を繰り返して安全性がほぼ100%確認されている新薬が、
人に対してどう影響していくかの最終確認として必要なのです。
「生贄」でもなければ「実験台」でもなく、「被験者」なのです。
もちろんどんな人でも参加して良いわけではなく、
しっかりとした事前説明や健康診断などを行い、
厳しい検査を通過した人だけが「被験者」になることができます。
「被験者」は的確な表現で言うと社会貢献、大げさに言えば人類の希望なのです。
治験には基本的に拘束日数があることが多いです。
1週間~数ヶ月など、事例によって様々です。(通院のものもありますよ!)
だから普通に週5とかで働いている方や専業の主婦さんなどは手を出しづらく、
何ならアルバイトをしている人でも1週間とかいきなり休み辛かったりするので、
”健康で清潔な住所不定者”や”訳あって仕事ができない人”や”バイトが嫌いな大学生”
が被験者になったりすることが多いです。
だからです。だから、治験のイメージがあまりよくないのです。
でも実際は治験に参加している人は確実に社会貢献をしているわけで、現代の医療の進歩に貢献しているのです。
声を大にして言いたい。
治験って金のない人の
最終手段じゃないぞ!!!!!
安全性のしっかり保証された治験の募集サイトを貼っておきます。
ご興味がありましたらぜひ。